伝記『暴かれた秘密』その4〜見捨てられた子供アンジェリーナ・ジョリーが「今」を支えている!?

アンジェリーナ・ジョリー伝記『暴かれた秘密』


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伝記『アンジェリーナ・ジョリー 暴かれた秘密』を紹介する形で、彼女が幼少ネグレクト気味に育ったことを扱った記事を3つほど書きました。

今回の記事も、アンジェリーナ・ジョリー(以下、「アンジー」と記します)が負った心の傷のお話です。
 

第15章「マルシェリーヌの死」

16章だての伝記『暴かれた秘密』。その最終章1つ前、15章は、アンジーの母、マルシェリーヌの死を扱っています。
 
マルシェリーヌは56歳で卵巣ガンのため亡くなります。幼少期ネグレクト(育児放棄)気味の母でしたが、やはり、アンジーにとっては大切な人であったことは確かなようです。
 
マルシェリーヌは晩年、ジョアンナ法設立に側面から大きく関与します。ジョアンナ法とは、「婦人科系のガンについて国全体で取り組み人々を啓発するための基金設立をする」という法案でした。その法案は2008年1宇t期12日、ブッシュ政権下で成立します。そして、マルジェリーヌは、法案設立の2週間後にこの世を去ったのです。
 
アンジーにとって「良き母」ではなかったかもしれないマルシェリーヌですが、アンジーに多大な影響を与えていることは確かです。アンジーの社会貢献や、乳病切除や卵巣の摘出手術は、アンジーの意識下では、少なからずマルシェリーヌの間接的な関与があるのかもしれません。
 
また、晩年、マルシェリーヌとアンジーは「友だちのような関係」でもあったようです。そのような記述が第15章にあります。人間関係は固定的なものではなく、双方が望めば、流動的に変化します。
 
これは伝記『暴かれた秘密』全体を読んでの推測ですが、マルシェリーヌの死を、アンジーはポジティブに変換して、現在の生き様のパワーにしているように感じます。

見捨てられたという心の傷

第15章には母の死だけでなく、アンジー自身が幼い頃に体験したであろう「見捨てられた自分」についての展開が記されています。
 
それが強くでている箇所を一部、引用させていただきますね。

アンジーは見捨てられた不安を幼すぎて表現できなかったが、それは大人になってから様々な「行動」として現れた。見捨てられたものとして同じ経験をしたものに好調するため、実施よりもおk児と深い関わりを見いだそうとした・「マドックスとザハラには、より一層、特別な気持ちを覚えるわ。見捨てられた子どもだし、二人とも本当につらい経験をしたんだもの」とアンジーは<エル>誌に語った。

 
長男マドックス(最初の子でありかつ最初の養子)、長女ザハラ(2番目の子でありかつ2番目の養子)は、ともに彼らが自分の境遇を理解できない幼少児にアンジーの子となりました。だから、彼らは「境遇のつらさ」を感じたことはないはずです。でも、そこに「見捨てられた子どもとしての辛さ」をアンジーが読み取っているのは、彼女自身が潜在意識下にそういうものが「ある」と感じているからでしょう。
 
一方、こういう記述もあります。
それは、以前、『象牙の塔』で幼少期のアンジーのベビーシッターをやっていたクリサン・モレルさんの言葉です。

彼女(アンジー)が撮影で留守の間、子どもたちが何人ものベビーシッターに育ててもらう様子を見ると、彼女(アンジー)は知らず知らずのうちに、自分が子ども時代にされたことと同じ事を繰り返しているのだと思ってしまう。親としての責務を果たせないなら、どうして養子縁組をするのでしょう。

 
アンジーの母、マルシェリーヌの子育て・子への接し方に疑念を抱いていたモレルさんとしては、当然の思いかもしれませんね。
 
ただ、状況を見ると、マルシェリーヌのネグレクト状態と、アンジーのベビーシッター活用は質的には大きく違うと思います。きっと、アンジーには自分と境遇が同じような「見捨てられた子供たちを救いたい」ということよりも、自分との境遇との関連は関係なく「境遇として見捨てられざるを得ない子供たち」をなんとかしたいという思いが強いのでしょう。その思いを自分の境遇がさらに後押ししている..。こんな感じでしょうか。
 
アンジーの養子縁組の状況や、並行して活動している社会貢献活動などを見ると、本気度が伝わります。単なる思いつきや感情だけでやっていることではないことだけは確かだと思います。
 
それでも…
心のどこかには「見捨てられた子供」としての心の痛みはあるのでしょうね。
 

ジョン・ヴォイトとの関係は修復されるのか!?

アンジーと、父、ジョン・ヴォイトとの関係は、あまりうまくいっていないようですね。母、マルシェリーヌは病床で「ジョンは病室にいれないで」と言ったとか。アンジーとしては、父との隔絶はあるものの、悲しい言葉だったのではないでしょうか。
 
そもそも、アンジーと父との対立の背景&遠因は、父母の離婚にあると推測します。ジョン・ヴォイトの浮気がもとで、別離に至った父母。マルシェリーヌは離婚後も子供たちの父として、ジョン・ヴォイトと一定の距離感を保ちます。
 
そして、自分はパートナーと暮らし、そのもとにアンジーと兄がいるという構図です。この複雑な環境においては、父と隔絶が生じないほうが不思議です。
 
しかし、母、マルシェリーヌの晩年は、友人のような関係性を築いていたアンジー。父、ジョン・ヴォイトとも同様の雪解けがあるといいですね。

まとめ

今回は、アンジーの心のなかに「自分は見捨てられた子供」という意識があるということについて書きました。
 
人は、両親との様々な関係性のなかで、自らを造っていくのです。父母から受ける環境因子は影響大なのです。
 
それを運命として位置づけるのではなく、自分の人生にどう活かすか。言葉にするのは簡単ですが、実行は簡単ではありません。アンジーの人生を見ると、そのあたりも試行錯誤しながらも、諦めずに前向きに動いているところは、素敵だと思います♪
 
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いつも、読んでいただきありがとうございます。
シネマファン♪


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