映画とドラマの姉妹サイトもよろしく♥️

アンジェリーナ・ジョリー初主演映画『サイボーグ2』試写を見て3日間吐き続けた!?


<スポンサーリンク>

 
映画『サイボーグ2』のDVDジャケットには「幻の初主演映画」とあります。でもこれ、正真正銘、17歳のアンジェリーナ・ジョリーの初主演映画であることには間違いありません。思いっきりB級ですが…。

七光りが嫌だった17歳のアンジー

アンジェリーナ・ジョリー(以下、「アンジー」と記します)は、若干7歳で映画出演を果たしています。父ジョン・ヴォイト主演の1982年公開映画『大狂乱』です。しかし、7歳ですし、ジョン・ヴォイトのおまけみたいな存在であり、これを女優のキャリアに入れるのは無理があります。
 
アンジーは将来の進むべき道について悩んでいた16歳の頃、モデルとしての手応えのある仕事をすることができました。これで、アンジーはモデル業に邁進するのかと思いきや、彼女はやはり演技の道に進むのです。
 
アンジーは17歳になって間もなく、大作『Glass Shadow』のオーディションを受けます。制作予算40百万ドルですから、まぁ、そこそこの大作だといえるでしょう。しかし、この映画、予算が削られてB級映画に格下げ。タイトルは『サイボーグ2』と改められ、ジャン=クロード・ヴァンダムが1989年に主演した作品の続編として制作されることになりました。
 
アンジーはこのオーディションで3人の女優やモデルたちと争うことになりました。彼女は親、ジョン・ヴォイトの七光りであると思われることをひどく嫌っていたので、ジョンの娘であることは隠していました。しかし、実際は、監督はじめスタッフの多くがアンジーがジョンの娘であることは知っていたのです。
 
しかし、そんな七光り云々は別にして、アンジーがオーディションルームに入った瞬間、アンジーの初主演は決まったのです。
 
監督のマイケル・シュローダーはこうコメントしています。

彼女は部屋の空気をガラリと変えた。とても魅力的だった。
 
彼女はすでに、”特別”だった。持って生まれた才能だね。遺伝子に演技のセンスが組み込まれているようだった。あの子はいける、そんな予感がしたんだ。
 
[fontsize size=”1″]※アンジー伝記『暴かれた秘密』(アンドリュー・モートン著)P109から引用[/fontsize]

 
もう監督ベタ褒めです。しかし、スタッフはそう思っていなかったのです。とくにW主演となる俳優イライアス・コティーズは難色を示していました。なんせ、アンジーとの年の差15歳。しかも、イライアスは17歳の娘とラブシーンをやらなければならないのです。このイライアスの不安は監督がなんとかなだめたそうです。
 
また、『サイボーグ2』に敵役サイボーグとして出場する、かつての柔道世界チャンピョンのカレン・シェパードもアンジーの起用を訝ったひとりです。カレンは監督から、アクションの基礎となる武道の基本の手ほどきをアンジーにしてくださいと要望されていました。
 
カレンは、アンジーがジョンの娘であることは知っており、どうせ七光りでいいかげんなんだろうなくらいに思っていたそうです。ところがどっこい(笑)。
 
カレンのコメントを記しますね。

彼女は鳥のようにやせていて、腕なんか小枝みたいだったわ。とても若かったし、かなり軟弱そうに見えた。正直、かなりうがった目で見ていた。”ああ、また親の七光りってやつね”って。ケガをさせたら大変だと気を遣ったわ。
 
(しかし…)
 
身体のバランス感覚には欠けていて、それほど機敏でもなかったけど、とにかく集中力があった。
(中略)
彼女はしっかりしていた。生意気な少女ではなく、年齢以上に成熟していたの。アンジーのような新進気鋭の役者と仕事をしたことがあるけど、皆未熟で使い物にならなかった。すぐキレるし、世界は自分を中心にまわっていると思っているのよ。でも彼女は違った。自制心はあるし、相手が誰であろうと現場では人の意見に耳を傾けていたわ。
 
[fontsize size=”1″]※アンジー伝記『暴かれた秘密』(アンドリュー・モートン著)P110から引用[/fontsize]

 
なんとアンジーは自らの姿勢と言動で、スタッフやキャストたちの「七光りの小娘」という猜疑心を払拭し、信頼を勝ち取ったのです。これだけも、17歳が少女がやったこととしては、たいしたことではないでしょうか。

いよいよ撮影開始

1992年9月28日、アンジー17歳4ヶ月目のとき、撮影がスタートします。彼女はこの撮影で週休2500ドルという出演料を手にします。親の手を離れ独立した者としては、たいそう自信になったのではないでしょうか。
 
マイケル・シュローダー監督はこう言っています。

彼女は指示に対する反応がよく、恥ずかしがらずに演技を変えることができた。
 
この業界で育てられたから、どのように映画が制作される本能的に理解していたんだ。

 
この監督の評価が過剰か適正化は別にして、どうやら毛嫌いしていた七光りは、実際にアンジーの才能を開花さえていたという点で、ムダではなかったのかもしれません。
 
さて、アンジーの最大の問題は、終盤のラブシーン撮影にありました。若干17歳が30歳の俳優と絡むのです。しかも、ヌード。すでにアンジーの母親役のように感じていたアクション指導役のカレンは、このときの撮影についてこう語っています。

ヌードシーンが終わってよかったと言っていた。17歳の彼女は、見知らぬ男たちがいるなかで、カメラの前で裸になったのよ。なぜ彼女がヌードシーンを承諾したのかわからなかったけど、しっかりその先を見越しての決断だったんだと思う。対局的にものを見ることができる子だった。彼女には美貌と人脈があるから、ここでしっかり吸収し、彼女の”本気”を見せれば、この映画が足がかりになるとわかっていたのね。

 
もう、カレンお母さん、べた褒めです(笑)。しかし、どうも実態は違っていたようで…。
アンジーは完成試写を見て「三日も吐き続けた」と言っているのです。しかも、このヌード撮影のショックが尾を引いてか、次の作品のオーディションを受けるまでに1年の月日を要することになるのです。
 
初体験も早かったし、14歳で同棲も経験済みということは差し引いても、17歳の少女にとって、ヌードでのラブシーンは精神的にキツかったのですね。
 

映画『サイボーグ2』について

[fontsize size=”1″]<スポンサーリンク>[/fontsize]  

 
映画の周辺情報を先にお伝えし、少し順番が逆になりましたが、いよいよ映画『サイボーグ2』についての情報です。まずは、いつものミニ情報です。

作品ミニ情報♪

  • 原  題:Cyborg2 Glass shadow
  • 監  督:マイケル・シュローダー
  • 主  演:アンジェリーナ・ジョリー、イライアス・コティーズW主演
  • 共  演:カレン・シェパード、ビリー・ドラゴほか
  • 公  開:1993年(日本未公開)
  • 上映時間:99分
  • 興行収入:–百万ドル
  • 見 放 題;Netflix✖️、Amazon✖️
[fontsize size=”1″](※「見放題」は、記事公開美現在情報です。)[/fontsize]  

あらすじ(ネタバレあり!)
舞台は西暦2074年。日本のコバヤシ・エレクトロニクス社とアメリカのピンウィール社はサイボーグ開発でしのぎを削っていました。この頃は、兵士から売春婦までサイボーグが人間にとって変わっており、サイボーグ開発は莫大な収益が期待できる事業だったのです。しかし、お金が絡むからこそ、サイボーグ開発が諸悪の根源にもなっていたのです。
 
そんななか、ピンウィールは敵地コバヤシ・エレクトロニクス社内で自爆させるサイボーグを開発します。そんなサイボーグが反乱を起こすというのが物語です。
 
アンジーはサイボーグ「キャッシュ」を演じます。そして、キャッシュに格闘技を教えてくれたコルト(イライアス・コティーズ)とともにピンウィール社を脱走します。

コテコテのB級映画です♪

低予算を開き直ったかのごとく、チーピーなつくりのセットでの撮影です。おひおひ2074年がその程度のセットかよとツッコミをたくさん入れさせていただきました(笑)。
 
脚本も手抜きじゃないかなというところも多々あるし…。
 
しかし、低予算を開き直ってそれを面白さに変えてしまうテレビ東京ドラマみたいな感覚もあり、楽しめました(爆)。
 
『サイボーグ2』のあと『サイボーグ3』の制作もあったみたいです。アンジーには声がかからず。でも、この『サイボーグ3』は日の目を見たのかどうかは…定かではありません。

まとめ

アンジーにとっての初主演映画『サイボーグ2』は、3日間吐き続けるほどの嫌悪をアンジーにもたらしましたが、女優としてのキャリアとしてはスタート申し分ないものだったと言えます。
 
客観的に見れば、十分に親の七光りが発揮されたわけで、良いスタートを切ったと言えます。
 
その後、アンジーは、ほぼほぼ順風満帆なキャリアを重ねていくことになります。
 
_/_/
 
いつも、読んでいただきありがとうございます。
シネマファン♪
 


<スポンサーリンク>

error: Content is protected !!