アンジェリーナ・ジョリー主演映画『チェンジリング』〜母性の強さと悲しさ!?


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アンジェリーナ・ジョリー主演映画『チェンジリング』は悲しいまでの母性の強さを描いている作品です。時代は1920年代のロサンゼルスです。実際に起きた事件をベースにしています。

主演のアンジェリーナ・ジョリーは、この1920年代にベストマッチということでキャスティングされたと言われています。

母性の悲しいまでの強さをアンジー熱演

この映画は、1920年代にロサンゼルスで発生した「ゴードン・ノースコット事件」に基づきます。殺人犯ゴードン・ノースコットは、20人ほどの少年を拉致して強姦殺害したのです。映画のなかでもゴードン・ノースコットとして登場し、死刑を宣告され、処刑されます。
 
物語の主人公クリスティン(アンジェリーナ・ジョリー、以下「アンジー」と記します)は、息子ウォルターが突然失踪し、途方に暮れます。そして、5ヶ月後、ウォルターが発見されたとロサンゼルス警察(以下、「ロス警察」と記します)から連絡があり、報道陣がたくさんいる前で少年と出会います。しかし、その少年は、息子ではありませんでした。
 
ここから当時、腐敗しきっていたロス警察とクリスティンの戦いが始まります。被害者クリスティンは警察の手により、とんでもない状況に追い込まれてしまいます。しかし、それを耐え抜いたのは母性の悲しいまでの強さなのです。
 
その母性の悲しいまでの強さを、6人の母であるアンジーが見事に演じきっています。その表情ひとつひとつにが作品に力を与えています。もちろん、それを引き出す監督、クリント・イーストウッドの才能によるところも大きいと感じています。

クリント・イースウッド作品としての評価

監督のクリント・イーストウッドは、1971年公開『恐怖のメロディ』から監督をはじめ、これまでに38作品を監督してきました。
 
自らも出演した2004年公開の監督作品『ミリオンダラー・ベイビー』では、アカデミー賞監督賞を受賞しました。名俳優であることは間違いないですが、監督としても一流です。
 
そんなクリント・イーストウッド監督は自ら企画した作品とそうでない作品では力の入れようが違うという批評家もいます。この『チェンジリング』はどうも頼まれて監督した作品であり、どうやら後者みたいなのです。
 
しかし、サイト管理人「シネマファン♪」(以下、「私」と記します)は、そんな監督に関する批判的視点は微塵も起きませんでした。
 
逆に、見る者にとって苦しすぎる展開を、いい意味で淡々と綴ってくれたことに感心しています。この『チェンジリング』はアカデミー賞主演女優賞などいくつかにノミネートされたものの受賞はありませんでした。それでも、クリント・イーストウッド監督映画のなかでは、私にとって大好きな作品ひとつとなりました。
 
ちなみに、私が好きなクリント・イーストウッド監督作品の筆頭は、『チェンジリング』と同じく2008年公開の『グラン・トリノ』です。これも苦しい展開の作品です。『チェンジリング』同様、『グラン・トリノ』も「らしい」作品に仕上がっています。

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作品プチ情報

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  • 原  題:Changeling
  • 監  督:クリント・イーストウッド
  • 製  作:クリント・イーストウッド、ロン・ハワードほか
  • 音  楽:クリント・イーストウッドほか
  • 主  演:アンジェリーナ・ジョリー
  • 共  演:ジョン・マルコヴィッチ、ジェフリー・ドノヴァンほか
  • 公  開:2009年2月(日本)
  • 興行収入:113百万ドル(全世界)
  • 物  語:警察の腐敗と母性の戦い
  • 見 放 題;Netflix⭕️、Amazon✖️
[fontsize size=”1″](※「見放題」は、記事公開美現在情報です。)[/fontsize]  
 
この映画の見所は、感情を抑えながらも、時折、それがむき出しになってしまう母クリスティンを演じるアンジーの演技のうまさです。それを十二分に引き出している監督クリント・イーストウッドにも拍手。
 
以下、かなりのネタバレを書きますので、これから見るのに「ネタバレ」見たくないという方は、残念ですが、ここでブラウザを閉じてください…。

かなりのネタバレなあらすじ

行きます、かなりのネタバレです(笑)。
 
電話会社で電話交換を取り仕切るクリスティンはシングルマザーで、息子ウォルターと2人暮らし。ある非番の日、突然、仕事に呼ばれます。クリスティンは息子ウォルターを家に残し仕事に…。しかし、帰宅するとウォルターの姿がどこにも見当たりません。クリスティンはロス警察に失踪届を出します。
 
5ヶ月後、ロス警察から連絡。ウォルターを発見したというのです。クリスティンは駅で、ロス警察がウォルターだと主張する少年と再会します。一目見てクリスティンはそれが息子ではないと判るのですが、警察に混乱していると言われてしまい、息子であると受け入れてしまいます。
 
クリスティンとその少年に群がる報道陣。マスコミはロス警察の手柄だと持ち上げます。
 
しかし、その夜、その少年は息子ではないとクリスティンは「2つの事実」から確信します。しかし、警察の落ち度を指摘されたくないロス警察は、「少年が息子ウィルターではない」というクリスティンの主張を絶対に認めません。それどころか、彼女の精神が錯乱しているということで、彼女を精神病院に隔離してしまうのです。
 
そんなさなか、少年20人ほどを強姦し殺害した容疑でゴードン・ノースコットが逮捕されます。そのなかにはウォルターもいたことが発覚。クリスティンは精神病院を出ることになりますが、同時に、息子の死に直面し混乱します。
 
腐敗しきったロス警察は、この期に及んでも非を認めません。そもそもは、少年をクリスティンに会わせたとき、クリスティン自身が息子であると受け入れたことが問題だというのです。ロス警察とクリスティンは法廷で争うことに。
 
クリスティンは裁判に勝利するも心は晴れません。「どこかで息子が生きている」そう感じるのです。やがて、犯人は処刑されてしまいますが、その後、また新たなる展開が…。

まとめ

最後の最後までネタバレするのはやめました…。
 
次から次へとクリスティンを襲う予想外の酷すぎる展開。その展開をつくるのはいつも腐敗した警察という構図です。
 
実話に基づくストーリーですから、当時のロス警察はホント腐敗しきっていたのでしょう。そんな、絶体絶命な状態でも生き抜くことが出来たのは、やはり悲しいまでの母性の強さです。この「悲しいまでの」という意味ですが、ラストの展開がまさしくそうだと感じるのです。
 
なので、ラストについては、ぜひ、ご自分で見ていただくことをお薦めします。
 
で、振りかえって、アンジーが1920年代にぴったりのキャスティングかどうかは、正直よくわかりません。しかし、6人の母として生き抜いているアンジーだからこそ、見事に演じきれたのだと、今はそう確信しています♪
 
私はアンジーのアクション系の作品が大好きですが、アクション映画の真逆に位置するこの『チェンジリング』も、大好きな作品のひとつです。ぜひ、あなたに視聴をお薦めします♪
 
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なお、映画『チェンジリング』については、この記事以上にネタバレの強いものを書きました。そちらもどうぞ♪

 
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いつも、読んでいただきありがとうございます。
シネマファン♪
 


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