4月11日、イギリス調査会社YouGovは「世界で最も尊敬される人物2018」を発表。女性部門でアンジェリーナ・ジョリーが3回連続1位に輝きました♪
ネット情報って嘘が多いですね…
「嘘」という少し過激な言葉を使ってしまいました。正しくは「誤情報」でしょうか…。
今回、ネットで調べると「2年連続のランキング1位」と書いている記事が散見されます。それって、「いかに調べずに記事を書いているのか」がバレバレなんです。そして、そういう誤情報が拡散されていくのです。
ツイッターで「アンジェリーナ・ジョリー 2年連続」で検索すると、結構、ツイートたくさんあります。すでに拡散済みってことです。
ニュースソースとなる結構な有名サイトの「記事作成はかなりいいかげんだ」という実態が丸わかりしちゃいました。ここに、おかしいサイト名を2〜3挙げたいのですが、それはやめます(笑)。
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ところで、YouGov(ユーゴヴ)のこの「世界で最も尊敬される人物」調査ですが、2015年が初回です。2016年も発表がありました。しかし、なぜか、2017年版は発表されていません。その理由も不明です。そして、2018年4月11日、YouGuvのサイトにて、2018年版が発表されたという次第です。
これは推測ですが、2017年の調査が欠落していること、また、今回の2018年版発表に際して、「2年連続アンジェリーナ・ジョリーがトップ」みたいな誤報記事が流れること自体が、この調査がそれほど世界に注目されていないことを示しています。ちなみに、「2年連続」は間違いで、「3回連続」が正しいです。
これはまったくサイト管理人「シネマファン♪」の個人的見解ですが、「そもそも、尊敬をランキング化する意味や価値が今一つ理解しにくい」ところです。
[fontsize size=”4″][color color=”red”]しかしっ![/color][/fontsize]
我らがアンジェリーナ・ジョリー(以下、「アンジー」と記します)が3回連続でランキング1位になったことは大変喜ばしく、当然、当サイトでは記事にせねば…ということで書いています♪
アンジー「3回連続ランキング1位」♪
過去2回を含め、2015年、2016年、2018年のそれぞれのランキングを書きますね。
2015年発表
[fontsize size=”1″](※画像出典:YouGov)[/fontsize]
2015年がこの調査の初回です。
画像をクリックすると拡大しますが、スマホだと小さいままなので、別記します。
そして、恐らく男性部門も気になるかもしれませんが、女性部門のみランキングベスト10までを書きます。以下、2016年版、2018年版についても同様です。
世界で最も尊敬される女性ランキング2015
- アンジェリーナ・ジョリー(女優、映画監督、慈善活動家)
- マララ・ユスフザイ(ノーベル平和賞受賞者)
- ヒラリー・クリントン(元アメリカ国務長官)
- エリザベス女王(イギリス女王)
- ミシェル・オバマ(アメリカ大統領夫人・当時)
- セリーヌ・ディオン(歌手)
- オプラ・ウィンフリー(アメリカTV司会者)
- ジュリア・ロバーツ(女優)
- アウン・サン・スー・チー(ミャンマー政治指導者)
- アンゲラ・メルケル(ドイツ首相)
アンジーは初登場1位ってことです。慈善活動が大きく評価されたようです。
2016年発表
[fontsize size=”1″](※画像出典:YouGov)[/fontsize]
同調査の2回目、あまり話題にならなかったです…。
話題になっていれば、当然、2017年も調査し、発表したはずですから。
世界で最も尊敬される女性ランキング2016
- アンジェリーナ・ジョリー(女優、映画監督、慈善活動家)
- エリザベス女王(イギリス女王)
- ヒラリー・クリントン(元アメリカ国務長官)
- オプラ・ウィンフリー(アメリカTV司会者)
- ミシェル・オバマ(アメリカ大統領夫人・当時)
- セリーヌ・ディオン(歌手)
- マララ・ユスフザイ(ノーベル平和賞受賞者)
- アンゲラ・メルケル(ドイツ首相)
- アウン・サン・スー・チー(ミャンマー政治指導者)
- サンドラ・ブロック(女優)
こういっては何ですが、単なる「好きな女性ランキング」的な感じが。つまり「浅薄過ぎる調査」ってことかも…です。
2018年発表
[fontsize size=”1″](※画像出典:YouGov)[/fontsize]
2017年は発表がなかった(調査をしたのかどうかについては不明です)のに、どうして、また再開したのか…。
2018年発表のランキングをよく見ると、右はしに、前回ランキングとの順位のアップダウンが記載されています。そのアップダウンを克明にトレースしていくと、その「前回」が「2016年版」であることが判明しました。これで「2017年版は発表されていない」ということが証明されたわけです♪
世界で最も尊敬される女性ランキング2018
- アンジェリーナ・ジョリー(女優、映画監督、慈善活動家)
- ミシェル・オバマ(アメリカ大統領夫人・当時)
- オプラ・ウィンフリー(アメリカTV司会者)
- エリザベス女王(イギリス女王)
- ヒラリー・クリントン(元アメリカ国務長官)
- エマ・ワトソン(女優)
- マララ・ユスフザイ(ノーベル平和賞受賞者)
- アンゲラ・メルケル(ドイツ首相)
- テイラー・スウィフト(歌手)
- マドンナ(歌手)
過去3回を眺めてみると、代わり映えしないメンバーです。2018年、ベスト10に入ってきたテイラー・スウィフトやマドンナですが、2016年にはベスト20には入っています。
いったいぜんたい、YouGovはこの調査で何を主張したいのでしょうか。どんな価値を提供したいのでしょうか。
アンジェリーナ・ジョリーの評価は…
アンジェリーナ・ジョリーは一流の女優といってもいいでしょう。
アカデミー賞受賞者であるだけでなく、主演として相当の興行成績を出し、そして、彼女自身の稼ぎも相当の高みとなっています。
競争の激しい映画業界で長年にわたり著名な女優であることは、簡単なことではないと推察します。彼女自身人知れぬ努力を重ねている結果でしょう。
また、まだ4作ではありますが、監督として作品をつくり、その才能を開花させています。2008年公開映画『チェンジリング』(主演・アンジー)の監督クリント・イーストウッドのように俳優業の傍ら、38作の監督作品を世に出す俳優もいるわけです。アンジーも将来的には、10作、20作と監督作品を重ねて欲しいところです。
『チェンジリング』については、こちらの記事もどうぞ♪
そして、忘れてならないアンジーの功績のひとつ。それは慈善活動です。その本気度はハンパではありありません。
アンジーが慈善活動に取り組む契機となったことについては、こちらの記事もどうぞ♪
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また、母としては6人の子供をもち、うち3人が難民地域からの養子です。実子3人を含め、分け隔てなく愛情を注ぐアンジーには感服しかありません。
アンジーの子供たちについては、こちらの記事もどうぞ♪
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以上のようなことを総合的に見ると、「世界で最も尊敬される女性ランキング」で3回連続1位であることに、違和感はありません。
「3回連続1位」だからといって、アンジーがより輝くわけでもありませんし、仮に「3回連続1位」を逃していたとしてもアンジーの輝きが曇るわけでもありません。記事を書いてこんなことを言ってはなんですが、YouGovの記事は「しょーもないなぁ」ということです(笑)。
まとめ
アンジーが「3回連続で世界で最も尊敬される女性ランキング1位になった」ということについて、調べました。
そうしたら、いいかげんな記事が多いことがわかりました。合わせて、このランキング調査自体が浅薄だなということも判りました。
でも、浅薄であろうが、我らがアンジーが「3回連続1位に輝いたこと」は喜ばしく、記事にさせていただきました♪
[fontsize size=”1″]※アイキャッチ画像の出典:YouGov[/fontsize]
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いつも、読んでいただきありがとうございます。
シネマファン♪